自分の無力さを痛感する日々。

ごめんなさい。

書けないんです。

全日本吹奏楽連盟がコンクール・マーチングコンテスト中止を発表してから、

少し時間が空いて、

自分の所属する県の連盟も中止を発表しました。

あぁ、これで本当にコンクールがなくなってしまった。

指導者である自分には、

まだコンクールのチャンスはある。

来年もある。

でも、そうじゃない。

このメンバーで、

この仲間で、

演奏できる

最初で最後の機会だったのに。

たしかに

コンクールが全てではない。

だけど、

多くな目標として掲げて、

この目標に向かって毎日を過ごそうとしていた

生徒たちにとっては、

この時間は二度と戻ってこない。

だから、書けないんです。

簡単に、

代替案や慰めの言葉が。

特に、自分は、

この春に転勤した身。

前任校の子たちに声をかけてあげたくても、

もう新しい先生いるし。

新しい学校の生徒たちに声かけてあげたいけど、

まだ、一度も全員が揃って新しく顧問になりました

なんて自己紹介すらしていない。

今のこんな中途半端な自分に、

何ができるのだろう。

本当に無力さを感じる。

教員として今まで働いてきて、

ずっとここに情熱を注いできただけに、

自分には、ここしか見えていなかったのだろう。

「恋は盲目」とはよく言うけれど、

自分はずっと盲目だったんだ。

見えているつもりが、何も見えてなかった。

と言うよりも、

目の前にいる生徒たちに、

ずっと素敵な景色を見せてもらっていたんだ。